
Q.入職のきっかけ・動機を教えてください。
元々カウンセラーになることが夢で、大学でも臨床心理学部で心理学を専攻していました。 大学院進学を考えていたのですが、国家資格(精神保健福祉士)を取得する際の施設実習に参加し、病院や福祉施設へ実習に行きました。
実習で出会う人たちは全然教科書通りではなく色々な困りごとや楽しみ喜びを抱えてそれぞれの人生を歩んでこられた生身の人達で「支援する」「助ける」つもりでいた僕を育ててくれた人生の先輩方でした。
そんな経験から大学院進学をして研究するよりも、現場で経験を積みたいと考えていました。そんな時大学OBとしてキャリアサポートの講義に来ていたセンター職員に出会いました。
当時、障害者は「苦しんでいる大変な人たち」というイメージが強くあったので、無理して働かなくてもいいんじゃないかと思っていて僕が思っていた社会や障害者のイメージと先輩の話にズレがあったので、生意気な質問を沢山したのですが、その質問一つ一つにしっかりと答えてくれました。
やり取りの中で自分のイメージの偏りを感じ、わからないことをどんどん聞ける、意見を対等に交換してくれる職場で働いてみたいと思いました。
また、指示に従って毎日仕事をするだけではなくて、仕事の意義を日々感じながら働ける、自分の視野を広げることができる職場環境にも魅力を感じ就職しました。
Q.入職してから今までの仕事内容を教えてください。
2015年4月に入職して、まずは公益事業部でコーディネーターの仕事をしていました。
2018年4月からJALANに異動し施設で支援員をしています。 公益事業部では滋賀県内の障害者施設の研修の企画と運営、企業などのクライアントから仕事の依頼があった時に各施設に案内をするコーディネート業務、施設ごとの作業プログラム課題解決相談などを行なっています。 三年間公益事業を担当しているなかで、訪問する施設の職員から相談を受けるうち、研修ではカバーできない課題も多く研修のもどかしさも感じました。 現場で起きている課題を自分の目で確かめたいと思い異動を申し出て就労支援事業部に異動しました。
今は移動先の施設で新しいプロジェクトの立ち上げをしています。
Q.今の仕事でのやりがい、楽しさは?
やはり自分の頑張り次第で、担当する人の役に立てることはもちろんですが、支援チームや施設がよくなることがとても楽しいです。アイデアを出し合い、一緒にチームを作り上げていけることもすごくワクワクします。立ち上げということもあってゼロから作り上げているので、様々な発見や学びもあり毎日刺激を感じながら仕事ができています。
直接対象となる人に関わるという部分でいうと、就職ってすごく勇気のいる、人生の決断だと思うのですが、そのお手伝いや提案をしている時に責任が重大であると感じるとともにやりがいも感じています。
その人にあった目標を立てて一緒にトレーニングをしたりサポートをしたりしていくので、その方が今まで出来なかったことが出来たときなどは、本人よりも喜んでしまうこともあります(笑)「そんなに喜ばなくてもいいですよ」と言われるんですけど、目の前の人に真剣に向き合おうとすればするほど小さな変化も嬉しく思えますね。
現場ならではの、利用者さんと触れ合っているからこその喜びかもしれません。