coccori

びわ湖の西側にある高島市。のどかな田園風景が広がるこの場所で、ゆっくりと草を食べる羊たち。羊毛の手洗いや手すき加工を主な業務とする社会就労センター ドリームでは知的障がいを持つ施設利用者たちがはた織り機を使って手作業で織り物を作っています。

 織り物に使う素材はそれぞれです。綿や羊毛、アクリルなどの合成繊維など、素材もそれぞれなら色彩もひじょうに豊か。織り手のその時の感覚で生まれる型にはまらない配色が独特の風合いを作っています。

 出来上がった織物はこれまで地元のお土産店や福祉関係のバザーなどで販売されてきましたが、お金にかわる商品はほんの一部。完成度の高い商品であっても、すべての作業が手作業で行われるため商品の安定供給が難しく、販売における課題も多くあります。滋賀県では他にも複数の作業所で同じように織り物が作られていますが、どの作業所でも多くの作品がたまっていくばかりで販売の手立てがないままでした。

 これらの織り物を用いて、魅力的な商品をつくるチームが立ち上げられました。滋賀県が推進する就労収入向上プロジェクトのひとつとして今年度よりすすめられている新しい事業です。障害者によって織られた織り物は「coccori」と名付けられ、滋賀県で活動するデザイナーたちの力を借りて、私たちの生活で日常的に使える「ちょっとおしゃれな」商品となり消費者のもとに届けられます。

 現在、福祉作業所で働く障がい者の賃金は全国的に見て月平均でおよそ12,000円から13,000円くらいです。障害者年金とあわせてもとうてい自立できる金額とはいえません。これらの活動により、障害者の作った商品が一般家庭で日常的に使われるようになり、商品の代金が障がい者の工賃として還元され障がい者の生活を支えます。

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